パラレルワールドの出来事を知る方法!

 こんにちは、沙耶です。友達同士では当たり前の事実だったのに、ネットで調べると間違っていたという経験ありますよね。UNOを買うとルールブックが付いているにも関わらず、私はルール通りにUNOをやったことがありません。多くの人は同じなのではないでしょうか。

 友達同士で間違いが共有されるのは珍しくない話ですが、同じ間違いを知らない人と共有しているということもあります。この現象について研究をしている超常現象研究家がいます。今回はこの現象を紹介しようと思います。

マンデラ効果

 初めて超常現象のサイトを始めたフィオナ・ブルームは、自身のサイトの中で「実際には起こっていない出来事を多くの人が記憶している」という現象を指摘しています。ブルームはこの現象を「多世界の干渉によるものではないか」と考えました。これがマンデラ効果です。

 マンデラは南アフリカの第8代大統領です。白人と非白人を分離する政策に反対し終身刑の判決を受けましたが、その後釈放され大統領になりノーベル平和賞を取った人です。マンデラが亡くなった後、ブルームの調査によってマンデラは既に亡くなっていたという記憶がある人が多いことが分かりました。このことからブルームは量子力学の多世界解釈を持ち出して次のように書いています。

The thing is, if we believe the quantum theory that every potentiality exists in some reality (or dimension, universe, timestream, etc.), it’s possible that Nelson Mandela has died many times in the past few days and weeks… but not in this timestream.

(もし量子論の次元や宇宙、多世界のようなものがあるなら、マンデラは過去に何回も死んでいるかもしれない。ただし、この世界の外で。)

http://mandelaeffect.com/more-mandela-effect-notes-nelson-mandela/

シュレーディンガーの猫の解決

 マンデラ効果は量子論的にどのように説明できるのでしょうか。SF好きで知られる理論物理学者のミチオ・カクはパラレルワールドに関係した興味深い説を立てています。それが「デジャヴュは別の世界からの干渉だ」という説です。デジャヴュとは日本語では既視感と言い、初めて見るはずなのに「これ見たことある」と感じてしまう現象です。マンデラ効果とは少し違いますが、多世界の干渉という点において説明を与えています。

 基本的に多世界が干渉することはないと考えられていますが、その考えによって起こる矛盾があります。かの有名なシュレーディンガーの猫です。もし複数の世界が重なっているとすれば、箱の中の猫は生きている状態と死んでいる状態が重なっています。しかし、感覚的に考えれば明らかに生きているか死んでいるかどちらかのはずです。これがシュレーディンガーの提示した量子力学の問題点ですが、これに答える1つの仮説が量子デコヒーレンスです。

 そもそも量子力学はミクロの世界で通じる法則であり、マクロの世界ではニュートン力学を使います。このミクロとマクロの境界線は明確に決まっているわけではありません。なのでマクロになるほどニュートン力学の性質が大きくなり、ミクロになるほど量子力学の性質が大きくなると考えられます。なのでシュレーディンガーの猫のように放射線というミクロの物体が猫というマクロの物体に影響するとき、量子力学の多世界が一つの世界に収縮するような作用が働くはずです。これを量子デコヒーレンスと言います。

 もし量子デコヒーレンスが起こるのであれば、感覚神経に流れる信号というミクロの運動は多世界的になり、人間の行動というマクロの運動は単一世界的になります。つまり、多世界の記憶を元に単一的の行動をしていることになります。これがデジャヴュの原因なのではないかとミチオ・カクは考えているのです。もちろん人間の大きさであっても完全にニュートン力学で表せるとは限りません。つまり、量子デコヒーレンスがあったとしても人間の行動は少なからず多世界的になっています。

パラレルワールドへの入り口?

もし量子デコヒーレンスによって多世界の記憶が入ってくるとしたら、現在の世界と同じことが起こった記憶はデジャヴュとして、違うことが起こった記憶はマンデラ効果として現れると考えられます。これらの現象は単なる記憶違いと思ってしまいますが、どういう記憶違いをしたのかを記録していくことによってこの世界に最も近いパラレルワールドで起こったことを知ることができるかもしれません。

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