音で明晰夢に誘導する方法!

 こんにちは、沙耶です。聴覚というのは不思議な感覚で、絵画や彫刻で感動して泣いたことはなくても音楽で感動して泣いたことのある人はそれなりにいるのではないでしょうか。人間の内面に大きな影響を与える聴覚によって様々な効用を狙う仮説があります。そんなわけで今回はオカルティックな効用を持つ音響効果を紹介しようと思います。どの仮説も個人で簡単に検証することができるので、まずは試してみるのがいいと思います。

バイノーラルビート

 音は気圧の波です。近い周波数の波が重なるとうなりという現象が起こり、周波数の差と同じ周波数の波が発生します。もちろん音でもうなりの現象が起こります。下の図の青い波は角周波数0.4と0.5の正弦波の合成で、オレンジは角周波数0.05の正弦波です。

 そしてバイノーラルビートはイヤホンで聞いたときの左耳の音と右耳の音で周波数をずらすことで、うなりに対応する脳波を発生させることができるという説です。脳波とは、脳内の電気信号から発生する電磁波のことで、リラックスの度合いによって脳波の周波数が変わることが知られています。

デルタ波(δ波)0.5~4Hz 深い睡眠、熟睡、成長ホルモン分泌

シータ波(θ波)4~8Hz 浅い睡眠、夢を見る、学習や記憶、精神回復、骨格筋弛緩、瞑想状態

アルファ波(α波)8~12Hz 安静時、目を閉じた状態、心身がリラックス、物事に集中、ストレスの沈静

ベータ波(β波)12~30Hz 五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)の働き、緊張、不安、興奮、ストレス

ガンマ波(γ波)30Hz~ (※ ガンマ波はベータ波の一部として考える)

出典:統合医療予防協会

 応用としては、夢を見るレム睡眠時の脳波は4Hzから8Hzまでのθ波なので、左右の音の周波数を4Hzから8Hzずらすことで夢を見やすくするという使い方です。幽体離脱の研究をしていたロバート・モンローの特許技術であるヘミシンクにもバイノーラルビートが使われていますし、バイノーラルビート音源の作り方を公開しているサイトもあります。

ソルフェジオ周波数

 その周波数にチューニングを合わせることによって精神的な効果を期待できると考えられている周波数があります。それがソルフェジオ周波数です。日本のまとめサイトやブログに広まっているのは次の通りです。

174ヘルツ・・・苦痛の軽減
285ヘルツ・・・多次元領域を知覚した意識の拡大と促進をする
396ヘルツ・・・罪・トラウマ・恐怖からの解放
417ヘルツ・・・マイナスな状況からの回復、変容の促進
528ヘルツ・・・理想への変換、奇跡、DNAの回復
639ヘルツ・・・人とのつながり、関係の修復
741ヘルツ・・・表現力の向上、問題の解決
852ヘルツ・・・直感力の覚醒、目覚め
963ヘルツ・・・高次元、宇宙意識とつながる

 多次元領域の知覚や直感力の覚醒、高次元とつながるなどタイムリープの助けになりそうな効能もあります。

 また、これらの周波数はカバラ数秘術や旧約聖書に関連付けられて考えられていて、神秘学的な側面もあります。数秘術は「万物の根源は数だ」という説を提唱したピタゴラスが発明した元素を抽出する方法で、数の各桁を足し合わせた結果を見ていきます。例えば174Hzであれば1+7+4=12, 1+2=3で元素は3です。どのソルフェジオ周波数も3、6、9のどれかが元素になります。

ユダヤ教の神秘学にカバラというものがあり、聖書に隠された真理を追い求めています。カバラは聖書を解き明かすための方法論として数秘術を取り入れ、カバラ数秘術を完成させました。これに関して、旧約聖書の民数記(numbers)7章がソルフェジオ周波数に関係しているのではないかという説があります。下に民数記の一部を抜粋します。

12節

第一日に供え物をささげた者は、ユダの部族のアミナダブの子ナションであった。

18節

第二日にはイッサカルのつかさ、ツアルの子ネタニエルがささげ物をした。

24節

第三日にはゼブルンの子たちのつかさ、ヘロンの子エリアブ。

30節

第四日にはルベンの子たちのつかさ、シデウルの子エリヅル。

36節

第五日にはシメオンの子たちのつかさ、ツリシャダイの子シルミエル。

出典:wikisource

 これは民が捧げものをモーセに預けるシーンなのですが、それぞれの日が始まる節の番号は必ず元素が3,6,9のどれかになっています。これはソルフェジオ周波数と同じです。

1/fゆらぎ

 波の音やろうそくの火など、自然に現れることが多いノイズで、周波数に反比例したスペクトルの大きさのゆらぎのことです。このゆらぎを歌声に持つ歌手が多く存在し、その歌声は聴く人を癒すと言われています。ニューエイジと呼ばれる神智学から始まる霊性運動に影響を受けたヒーリング・ミュージックに使われることもあります。

 あらゆる周波数がランダムに現れるノイズをあらゆる周波数の光が混ざった色である白に例えてホワイトノイズと呼びますが、1/fゆらぎによって発生するノイズは低い周波数が発生しやすいことから低い周波数の光である赤に寄っているという意味でピンクノイズと呼びます。周波数の2乗に反比例したノイズだとさらに赤に近づくのでレッドノイズと呼んだりします。同じゆらぎでも周波数分布によって聞こえ方が変わってくるのです。

本当に効果ある?

気づいている方もいるかもしれませんが、ここまで無批判に記事を書いてきました。嘘を書いたつもりはなく、あくまで一説として紹介してきました。個人的な見解としては、科学的な根拠が薄く信用できないように思います。しかしそれは科学的に見たときの話です。

似非科学は無理矢理に科学と関連付けることで生まれます。これらの説が根拠の薄いまま科学的であると主張してしまえばただの似非科学ですが、世の中にはこのような思想を持つ人たちがいて、ある程度の効果を実感していると言えばシンクロニシティによって説明できる現象になります。今後タイムリープをする補助の技術として使える可能性は十分にあります。

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